みらいくのオープンに合わせて2 階フロア見直し
日野市は、すべての子どもの健やかな成長を切れ目なく支援する、子ども・家庭・地域の子育て機能の総合支援拠点として、「日野市子ども包括支援センターみらいく」が 2024 年 5 月にオープンしました。
それに伴い、本庁舎2 階から子ども部が移転するため、 2 階フロアを見直し、あわせて執務環境及び来客環境の改善を図りました。
来庁者スペースである2 階フロアの東西通路は、高齢者福祉などハンディキャップがある方が利用する場所で、従前は車いすの来庁者同士がすれ違うことは困難でした。
執務スペースは、通路幅が狭く、職員がスムーズに通ることができませんでした。また、部署と部署の間仕切りにハイキャビネットを設置して利用しており、採光の面だけでなく防災上も課題でした。
文章量削減への取り組み
今回のプロジェクトの方針として3 割減を実現するため、文書量調査を行い、削減目標を立てた上で、レイアウト設計に反映しました。また、働く環境調査を職員へ行うことでより現場の求めている職場づくりができるよう取り組みました。
プロジェクトの遂行
今回の施工においては、庁舎を新築する場合と異なり、通常の業務を行いながら、本庁舎の2 階のレイアウトの変更及び事務什器、電話、 OA 機器の見直しをする必要がありました。市民部と健康福祉部の合計 7 部署の約 200 名が対象となりました。各部署と調整を重ね、 日々の業務に支障が無いように、対象部署を決め、 1 部署ずつ金曜日の定時後から日曜日にかけて施工およびレイアウト変更し月曜日に運用チェックをしました。そのサイクルを 2 か月間毎週繰り返し完工しました。
・執務環境の見直しをきっかけに、他の部署にまで文書量削減やペーパーレス化の意識が生まれました。
・会議室の増設要望が多く、飽和する会議室に対応するため、隣接する市民会館の会議室も含めて案内を行っていましたが、レイアウト改修後は要望がぱったり無くなりました。
・今回のプロジェクト参画にあたっては、せっかくなら入庁希望者が増えるフロア環境にしたいという自身のテーマをもって取り組みました。見直し後、新入庁職員から好意的な意見があり、意義があったと感じています。
・プロジェクトを推進する上では、図面や写真だけではなく、 東洋通信工業のオフィス見学を通じて実際のオフィスを見たことで、プロジェクトメンバーとゴールとなるビジョンを共有することができ円滑に進みました。今後同様の案件では、プロジェクトメンバーだけでなく、関係部署のリーダーとも具体的なビジョンを共有することで、より効率的に業務を遂行し、市民の皆さまや職員に貢献していきたいです。
(日野市 総務部 財産管理課 松本 晃河 様)
日野市役所
所在地 東京都日野市伸明1ー12-1
日野市の概要(日野市HPより抜粋)
都心から西に35キロメートル、東京都のほぼ中心部に位置し、多摩川と浅川の清流に恵まれ、湧水を含む台地と緑豊かな丘陵をもつまち、それが私たちのまち日野です。
人口5万人で市制を施行したのは昭和38年ですが、現在の人口は18万人を超え、令和5年(2023年)11月3日、日野市は市制施行60周年を迎えました。
URL:https://www.city.hino.lg.jp/
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※記載内容は2025年6月現在のものです。
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